人生相談No190:親が離婚して父と母のどちらと生活していくべき?

Q:相談
親が離婚しようとしています。私は父と母のどちらと生活していくべきでしょうか?
A:回答
離婚しても親であることにかわりはないです。
もしも離婚を食い止めるのであれば、しっかりと話し合いをさせるべきです。

ちなみに世界一離婚率が高い国はベルギーですが、
必ずしも子供が不幸と思っていないことが参考になるかもしれません。

結婚しても離婚率70%という多さ。
これは2007年の法改正で離婚手続きが簡単になったことと、
ベルギーは夫婦別性が普通なので離婚しても、そのまま働けるということも関係していると思われます。

もとももとベルギーはカトリック信者が多く離婚が少なかったが、
女性の社会進出が進むのと比例して離婚率が急増。

日本では離婚するには両者の合意が必要だが、
別居して1年経過すれば片方の申し込みで離婚が成立。
そのため、どうせ離婚するからと結婚の数じたいが激減しているのです。
結婚しないで妊娠し、出産するという家族構成も多いのです。

ベルギーでは親が離婚しても子供が戸惑わないように、
「なぜ離婚するのか」とか「新しい家族との再婚」などといった内容の絵本もあります。

これは特別な本でも何でもなく、一般書店に行けば、「離婚」の他にも
「別居」「養子」といったテーマの絵本も数多く置いてあるのです。

このように複雑な家族構成になったとしても、
楽しく暮らすくふうがなされているために、子供は不幸を感じないわけです。

ようするに、親が離婚しても、
あなたにとって親であることは普遍なわけですから、
どういう関係性を築くかは、あなたしだいなのです。