人生相談No92:勝ち組と負け組みの差は何ですか?

Q:相談
勝ち組と負け組みの差は何ですか?勝ち組になるにはどうしたらいいですか?
A:回答
何に対して勝ちなのか?
そのボーダーラインや基準がハッキリしていないかぎり、
あなたもマスコミや社会におけるプロパガンダに騙されているだけの負け組みです。
資産をたくさん持つものが勝ちなのか?
ならば某上場企業の会長なのに、
趣味でホームレス生活をしている人はどうでしょう?
まったくぜいたくな生活はしていませんけれど、
うらやましく感じますか?

資産30億円以上もあるのに、
懲役20年くらっている社長はどうでしょう。
うらやましいですか?
でも、金という基準で勝ち負けを決めるなら、
彼らは勝ち組です。
でも、誰もうらやましく感じないのはなぜでしょうか?

勝ち負けの基準やモノサシじたいが、
自分で考えてうみだした思考ではないから、心がブレまくるのです。
基準が自我であれば、圧倒的に、負け組みですよね。

勝ち負けは基準が必要であり、
その基準を他者も共有して競い合おうとしているかどうかで、
はじめて争えるわけです。
相手が、その土俵にのっていないのなら一人相撲だし、
基準が違うなら、単なる幻影と戦っているだけの病んだ人でしかありません。

本当の勝ち組は、誰とも戦わずして勝つ者です。
たいていは、幻影と戦って、最後には必ず負けるのです。
プロパガンダに踊らされないための知恵がなければ、
そのことじたいにも気がつかないで人生は終了していくでしょう。
それが差です。

人生相談No91:つねにライバル心があり全てにおいて勝ちたい

Q:相談
僕 には兄弟がいますが小さい頃から両親に比較されて育ったせいか、誰に対してでも、つねにライバル心があり、全てにおいて勝ちたいと思ってしまいます。例え ば、学歴や就職先はもちろん、顔や体型、さらには自分の彼女と友達の彼女まで比較して優劣を求めてしまう性格を何とかしたいです。
A:回答
シャム病という病を知っていますか?
体は1つなのに顔が2つある双子奇形の病気です。
あなたが、この病気だったらとイメージしてみてください。
隣に同じ顔がある。体は1つだが頭脳は2つ。
あなたが生きていくためには、協力しあうしかないのです。

では、違う視点で考えて見ましょう。
あなたの体内には、物凄い数のウィルスや細菌がいるわけですが、
そうしたウィルスや細菌を1つ残らず死滅させたら、
あなたはどうなるでしょうか?

綺麗で健康な体になると思うかもしれませんが、
実際には免疫力が低下して、
あなたという存在自体が生命の危機に犯されてしまうのです。

あなたが事故にあって、手足は動かず、
言葉も喋れない状態になったと考えてみてください。
あなたは負け組みですか?

世の中には、同じような障害をかかえていっても、
スティーブンホーキングのように科学者になる人もいれば、
億万長者になっている人だっているし、
パラリンピックで金メダルを取る人だっています。

あなたは、どういった基準で、何を比較して、
そして彼らよりも何が勝っていると思えるのでしょうか。
その程度のことです。

あなたが負けてはいけないのは、
他人ではなく自分自身です。
あなたの親が子供を比較して優越を求めるのであれば、
あなたは親を比較しましょう。

あなたの理想の親をイメージし、
そしてあなたが将来、愛情あふれた親になるべきです。
それが、あなたが自分の親に勝つ方法だと思います。
戦いは、自分との戦いなのです。
他人と戦ったじてんで負けです。

人生相談No90:依存と信頼の違いを知りたい

Q:相談
自分の弱みを打ち明けるということは、その人を信用しているからできることだと思います。でも自分を理解してくれるほど依存心も強くなってしまい、何でも相談しないと不安になりませんか?依存と信頼の違いを知りたいです。
A:回答
弱みを打ち明けて聞いてくれた相手にたいしては、
依存ではなく感謝することが大切であり、
そのときうけたアドバイスや黙って聞いてくれた優しさというものは、
また同じように他人の悩みや弱みを聞いてあげるといった

「恩の連鎖」を繰り返していくことが、心の自立というものです。

依存する原因は、相手に感謝する心と、
与えられた愛情を、他者に与えていくという気持ちが足りないから起きます。

だから理解してくれた相手に依存することばかり考えてしまうのです。
相手は、あなたが心の自立をできることを願っているし、
それができると信じているからこそ理解してくれているわけですから、

あなたも、そこからうけた恩義は、
同じような状況に置かれている相手がいたときに話を聞いて理解してあげることが恩返しなのです。
また、あなたのおかげで立ち直れた人も、
同じように他人に恩返ししてあげることが、信頼なわけです。