Q:相談
私 は高校卒業後に音楽で生活したくて、アルバイトをしながらライブをしたりしていました。けれどだんだんと将来への不安が強くなり、いつまでも夢を追ってい ることを周囲にバカにされているような気がして人と逢うことも億劫になり、家に引きこもるようになりました。私が居ない方が両親も幸せなのではないかと思 います。どうしたらよいのでしょう?
A:回答
現在アメリカは国の財源がないため公立学校の授業には、
音楽、美術、といったアート系の授業は全部廃止になっています。
そのためますます格差は広がり、
アートを学びたい人は自ら勉強する必要があるのです。
スクールオブロックという映画がありますが、
あれの原作になった話が存在します。
それがポールグリーンという人物が作った
ロックスクール「ポールグリーンスクールオブロックミュージック」です。
ポールグリーンは元々はミュージシャンを目指していましたが
将来への不安が強くなり挫折。
しかし音楽で生活したくて、
ロック教室を自宅に作り生徒を募集したのです。
生徒は、小学生や中学生などばかりですが、
その教え方は物凄く、少しでもミスすると
「お前の家族をマフィアやっとて皆殺しにするぞ!」などといいます。(笑)
そして練習する音楽はフランクザッパの曲のみ。
フランクザッパとはジャズ、ロック、クラシック、などを組み合わせて
実験的ロック音楽を作りだすギタリストで、
凄く高度な技術が要求され難しい曲ばかりなことでも有名です。
そんなザッパネイルを追悼するロックフィスティバルで
ザッパネイルというものがあります。
そのフィスティバルに参加するために子供達は
フランクザッパの曲を日々練習するのです。
ポールグリーンのロックスクールは、
現在ニューヨーク、サンフランシスコなど全米50都市に事業を拡大。
トップクラスの子供だけ集めて大コンサートツアーをして
億万長者になっています。
このようにミュージシャン以外でも
音楽で生活する方法はいくらでもありますが、
大切なのは音楽(に限らないですが)がどれだけ好きかという執念でしょう。
周囲は、ポールグリーンの話やフランクザッパの話を知っていますか?
おそらく知らないでしょう。
無知でバカにしている奴は、そいつが無能なだけです。
成功する前はバカにして、成功したら手のひらを返す。
そんなこと気にしている暇があれば練習しろとポールグリーンなら言うでしょう。
周囲は関係ないんです。
あなたが、音楽で生きていきたいかどうか。
そのパワーがあるかどうかが将来を決めるのです。
別にインディーズでCD制作してもいいですし、
ネット配信してもいいわけです。
ミュージシャン以外にも音楽の道はたくさんあるのですから、
まずは情報をあつめ自問自答して将来を決めてみてはどうでしょうか。