人生相談No96:ネットストーカーの対処の仕方で悩んでいます

Q:相談
ネッ トストーカーの対処の仕方で悩んでいます。ネット(SNS)で知り合った女性に一方的に恋心を抱かれました。はじめは、僕のブログのコメントに感想を書き 込むぐらいだったのですが、そのうち毎日、僕に関する質問ばかりになってきて、返答するのを拒否したとたん、彼女が自分のブログに僕の悪口を書くように なったのです。もちろん彼女とは、ネット上で友達登録しているだけで、実際に会ったことも無いし、電話番号なども交換したことはありません。
A:回答
例えば、精神に病をきたして、外に出られなかったり、
他人と会話することや、目の前にあるモノを取ることさえも億劫に感じてしまうような人でも、

なぜかインターネット上では、普通にメールやチャットやブログなどで
コミュニケーションをとることは可能であることがわかっています。
むしろ他でコミュニケーションをとれないぶん、
ネットに依存しやすくなる傾向にあるのでしょう。

また出会い系で、芸能人と偽り、
ポイントを購入させるという詐欺がありますが、
それに騙される人は、1000万円などの大金を平気で注ぎ込みます。

ちなみに2chまとめサイトなども、大半は広告代理店が、
素人のふりをして運営していますから。よく考えて観覧したほうがいいですよ。

他にも、一度も会った事がない人に悪口をブログに掲載するなど、
常識では考えられない精神構造を持つ人々が
ネットでは浮き彫りになっていきます。

これは、自分の行動が誰にも見られていないために
本音が出やすくなっているからと考えられています。
このように一見普通のように見えても、
ネット上ではモラルが著しく低下している人々が存在していることは事実であり、

その対処法は、無視が一番でしょう。
もしくは、弁護士などに相談する、
またはネットストーカーを専門に対処する会社なども存在していますので、
そういったところに相談してみることをオススメします。

人生相談No95:嘘がなぜいけないのか理解できません

Q:相談
相手が喜んでくれたり自分を守るための嘘は良いと思っています。嘘がなぜいけないのか理解できません。
A:回答
嘘の線引きが重要です。
例えば、映画やドラマ、漫画やアニメは事実でしょうか。
そこにある脚本やストーリーは嘘の世界ですが、
人は喜んだり恐怖したりします。

テレビ番組なども、演出は必要ですが、
やらせはダメという線引きがあります。
しかしそのボーダーラインは一般からすると曖昧でわかりにくいものでしょう。

話を面白くするために、すこし大げさな表現をすることも、
嘘ではなく演出かもしれませんね。
では、人の物を盗んだのに盗んでないと嘘をつくのはどうでしょうか。
だれもがラインを超してダメな行為と思うはずです。

なかには嘘はバレなければ良いなどと思う人だっています。
それが権力者などであれば、
嘘の理由で戦争だって起こすことは可能なのです。

例えば湾岸戦争のとき、ナエラというクウェート人の少女が
泣きながらイラク兵がいかに残虐だったか証言しています。

証言の中ではクウェートの病院の中にイラク兵が攻めてきて、
その中にいた赤ちゃんを皆殺しにしたと言い、
これがアメリカの世論を動かして湾岸戦争に突入した一因になりました。

ところが、このナイラという少女は、一度も母国に行った事がなく、
ずっとアメリカで育っていたのです。
戦争をやりたいというアメリカ勢力がきっかけを作り、
ナイラに嘘の芝居をさせたというわけです。

これを裏で操っていたのが「PR会社・広告会社」といわれています。
つまり戦争は広告の技術(プロパガンダ)によって操作されていたのです。

人は、なぜ嘘をつくのかを心理学的な解釈で分析すると、
正しくないと自分で気づいている何かを隠すためにほかならないわけで、
何かを隠す必要を感じていなければ、隠しだてなどする必要はないのです。

ということは、嘘をつく前に、
何らかの良心が介在するのは、あきらかで、

それを認めたくないから、世間体を気にしたり、
自分を良く見せるために必死だったりすることで、
精神にストレスを蓄積していき、
嘘に嘘をかさねるうちに感覚がマヒしていくというわけです。

また病的な嘘というのも存在します。
例えばインポスター(身分詐称者)や
ミュンヒハウゼン症候群(仮病使い)など、
嘘じたいが快感になりはじめるようになったら注意したほうがいいでしょう。

人生相談No94:人付き合いが苦手で友達や恋人がいない人生で構わない

Q:相談
私は人付き合いが苦手で友達や恋人がいません。しかし最近、別にいないのならいないで構わないという気持ちが強くなってきました。これはいけないことでしょうか?
A:回答
ネオニート矢野という人がいます。
彼は40歳ぐらいで童貞ですが、
童貞であることに誇りを持っています。

童貞を集めたサークル「童貞連合」の幹部であり、
オタクであり、そして株のトレードで3億円も稼いだ男でもあります。
童貞を捨てることではなく、
童貞を守ることに重点を置いた生き方ですね。

西村賢太という43歳の男性がいます。
彼は、幼少期に父親が強盗強姦の罪で逮捕されて離婚。
中学卒業後に、安アパートで一人暮らししながら、
日雇い労働で生活し、家賃滞納と強制退去を繰り返す中、

藤澤清造(ふじさわ せいぞう)という
1889年生まれの公園で凍死体となって発見された作家の小説を読み、
自分よりも最低な人生を歩んでいることに感動して、
自虐的な私小説を書き、

第144回芥川賞に輝きました。
受賞会見では賞の知らせを受ける直前、
「風俗に行こうかなと考えていた」と語り、
話題になっていましたが、
これもひとつの生き方でありスタイルです。



人生相談No93:10年ぐらい人と関わっておらず空想世界でだけ生きてます

Q:相談
10年ぐらい人と関わっておらず、空想の世界でだけ生きています。一応、会社で働いていますが親しい人もいなく天涯孤独で、見た目だけ歳をとっていき中身は子供のままのような気がしてならないのです。
A:回答
ヘンリー・ダーガーという人物がいます。
彼は雑用係として働く以外は他人との接触を避ける男でした。
1973年、彼が孤独死した
40年間住んだシカゴのアパート部屋から発見されたのは、

「非現実の王国で」と名付けられた15000ページにも及ぶ
歴史上最長の小説原稿と、数百枚ものイラストでした。

彼が引きこもって作成した小説やイラストは
自分が楽しむ為の妄想を形にしたかっただけで、
世間に発表したり評価されることはまったく考えていなかったようです。

彼は女性の裸を見たことが無いために、
イラストに描かれていた女性の裸には生殖器がついており、

友達も無く、自分の写真さえも3枚しか残っていない人生でしたが、
彼の作品は世に発表されているし、
彼の人生は映画にもなっています。

彼の人生は幸福か?不幸か?
それは誰にもわからないし、誰にも決められません。
死後に小説やイラストが世の中に認められることは、
彼にとってはどうでもいいこと。

むしろ、誰もが、その空想世界を見る限り、
幸せを感じられることだけは事実でしょう。
つまり、あなたの人生や生き方を幸福という視点にさせるのも、
不幸という視点にさせるのも、世間ではなく、あなた自身なのです。