人生相談No103:夫の年収が妻の私より低い

Q:相談
結婚3年目の夫婦です。実は、夫の年収が私より低いことが悩みです。私の年収が500万ぐらいなのですが夫の年収は200万ぐらいです。このまま私が今後も養っていくのかと思うと愛情が冷めていくような気がしてならないのです。
A:回答
これは今現在、その収入で生活を維持できるのであれば
本来ならば何も不安がる必要もなく問題ないはずです。

しかし心理的な統計データ調査の結果という観点からみると、
結婚生活を維持するのは、なかなか難しい問題でしょう。

アメリカの調査によると共働き夫婦の場合、
妻の年収が夫の年収の75%以下であれば離婚しにくく、

妻の年収が夫と同じか、それ以上だと
離婚率が高いという結果が出ているそうです。

はたから見れば生活に困っているわけではないわけですし、
家族とは共存生命体なわけですから
トータル年収のみを気にすればいいのでは
ないかと思う人がほとんどだとおもいますが、

あなたが、旦那と自分の年収を
比較して悩んでしまうということは、
やはりアメリカの調査と同じく
離婚率が高くなる前兆かもしれませんね。

ようするに付き合った当初は愛情があったけれど、
結婚して生活を共にしてきたら、
愛情が薄まり関係性にも飽きが出てきたために、
収入などの唯物的な比較対照で幸せを感じたいということですね。

結婚は3年で飽きると言いますが、
これは心理学的には「飽き」てしまうからと考えられています。

実際に、付き合っている恋愛カップルの関係が
どれほど続くかを調べている、

ヘレンフィッシャー博士という人がいます。

博士は世界中でカップルの絆を観察していますが、
その研究結果によると、
恋愛5年目前後に破綻するカップルが多いことがわかりました。

100人の夫婦がいたとしたら、
5年目には
58の夫婦が離婚を、
42の夫婦が浮気をしているという計算になるそうです。

しかし現実には幸せに一生をともにするカップルも数多くいます。
結婚24年目の夫婦2人の脳を
調べた実験というものがあります。

その内容は、まず奥さんの写真を夫に30秒みてもらい、
次に奥さんのことを1度頭から消すため適当な数字を逆に数えさせます。

その後に友人の写真をみてもらい、
奥さんの写真を見たときの脳の状態とを比較すると、

奥さんの写真を見ていたときのほうが
「尾状核(びじょうかく)」が活性化していたことがわかりました。

「尾状核(びじょうかく)」は
恋をすると活性化する場所で、
これは長年つれそっている夫婦でも
ドーパミンを出し続けることが可能であることを証明しています。

この夫婦は、新しい関係を築くために
一緒に仕事をしたり意見を出し合ったり、

つねに刺激の燃料を出し合っていることが
ドーパミンを出し続け、
飽きない夫婦関係を維持できたとみられていますが、

こうした努力をしなければ、
やはり統計データと同じく、

あなたの家庭は離婚へと進んでいくような気がします。
改めて自分を考え直してみてはいかがでしょうか。


人生相談No102:キャバ嬢に300万円貢いで付き合ったが彼女の本心は?

Q:相談
あ る有名なキャバクラに勤めているナンバー1の子と付き合ってます。もちろんH済みですが、本当に好きなのか聞いて見ても、嫌なら付き合っていないとはぐら かされます。もうすぐ付き合って1年になりますが、店に通って彼女に費やした金額は、300万近くになります。彼女の本心が知りたいのです。
A:回答
まず彼女に「何でキャバクラで働いているのか?」
という目的意識を聞き出してください。

生活のためなら、あなたが結婚して養えばよいですし、
金のためなら、毎月の支出を計算して、
あなたの収入で補えるならば、
今すぐにでもキャバクラで働くことをヤメさせればいいでしょう。

単純に彼女が今の生活を維持できれば、働く意味はないわけです。

しかし、「もっと太い枝(たくさん金を払う客を業界用語でこう呼ぶ)がいるかもしれない」
というヨコシマな考えを持っているのであれば、
ナンバー1という立場上、
キャバクラを辞めるという選択はしないでしょう。

もしくは、すでにいるかもしれないし、
あなたが、その枝かもしれないわけです。

また心理的に言えば、あなたが彼女の本音を知りたいと
不安になる理由は、今まで費やした時間と金と気持ちにたいしての
対価価値が見合っているかどうかを考え始めたからと思われます。

当初は、彼女と付き合ってHしたいという願望というか
目標や目的のようなものがあったはずですが、
現在はそれがかなってしまい達成しているわけですよね。

ゲームでいえばクリア後の世界のようなものです。
クリアしてみると、今度は、「やりこみ」を目標にするしかなくなるわけで、


ハイスコアを狙いたくなるような感覚に陥ります。
すなわち、時間や金の投資に
見合っている付き合いかどうかを気にしはじめてきたわけです。

人によっては、どれだけ時間や金を
多くつぎ込んだのかにこだわる人もいますが、

一般的には、どれだけ少ない投資
(金に関わらず時間や気持ちも含む)で
彼女と付き合えたのかを計算してしまいます。
また金と心を同じ土俵で比べてしまうことじたいに
モラルを問う人もいるので、そうなると、
ますます彼女の愛情が金と心の比重では
どちらが重いのかを知りたくなるというわけです。

これは、彼女が、あなたにたいしても同じ不安を持つはずです。

彼女が、あなたを好きであるならば、
彼女の体が目的でキャバクラに通ってきたのかどうかや、
ナンバー1という肩書きに惹かれてるだけなのではないか?

という比重に苦しむし、
枕営業と疑われることじたいも心外に感じるはずです。

こうした心の駆け引きは、
彼女がキャバクラで働いている以上は続きますし、

ナンバー1という座から転落したときに
彼女のプライドや付加価値までもが喪失します。

今、キャバクラを辞めさせることができれば、
彼女のナンバー1という地位も名誉も守れますし、
収入という側面も、あなたによって確保できます。

つまり、「あなたVSキャバクラ店」という戦いであって、
彼女に騙されているかどうかの猜疑心(さいぎしん)は
戦いの理由にすることは無意味でしょう。

あなたが、彼女と人生を共有して生きて生きたいと願うのならば、
そのための行動に移すべきです。

付き合う先のゴールが設定されていないことじたいが
恋愛の不信感を誘発させているのではないでしょうか。

人生相談No101:働きたくありません。このような性格では生き抜くことはできないでしょうか?

Q:相談
働きたくありません。このような性格では生き抜くことはできないでしょうか?
A:回答
働くという概念を考え直すべきではないでしょうか。
サラリーマンなどどこかの組織に属すことだけが
「働く」ということではないはず。


例えば株トレーダーは、株式市場が開いている時間帯に
相場を見てトレードするわけですが、
トレードするかどうかは自分の自由です。

でも時間を浪費するということと、生活費を稼ぐという
観点から考えれば働いているということになります。

作家は本が売れなければ印税は入りませんよね。
小説を書かなければ本にはならないけれど、
書いている間の自給は発生しません。


書いたところで雑誌などに掲載されなければ原稿料はもらえないし、
本にならなければ収入は得られません。
ましてや売れなければ印税は入らない。


しかし1度で書いてしまい、印税収入が定期的に入るのであれば、
何もしなくても収入を得られる状態が続きます。

トレーダーも作家も時間という部分においては
自分の自由に行動できます。

しかし最初の一歩を繰り出すことにおいては、
大幅な時間を浪費(投資)していますよね。


サラリーマンなどの会社に所属して
給料を得るという働き方の場合は、
この時間の浪費が均等的であるのと同時に
収入源の確保が安定的であるわけです。


働くという概念を「働き方」と「働く目的」など
分類して考えてみることをおすすめします。



ちなみにホームレスの平均収入は月2~5万円らしいですが、


この収入も、空き缶集め、雑誌の転売、
ビッグイシュー(ホームレス専門雑誌)の
売り上げなどから得ているものと思われます。


どのような働き方を選択しても、
時間を浪費するということは生物の基本原則なので避けられません。

この時間を浪費として取るか、
投資として取るかは「働く目的」によって
モチベーションが異なるはずです。


ようは生活のための労働と、
好きな事のための労働では、
意識が異なるため時間継続にかかる
ストレスの負担が変化するわけです。


作家を目指すような人は生活のためというよりも、
文章を書くことが好きなわけです。

それが結果的に生活に繋がっているだけで、
時間の分担方法がサラリーマンやホームレスとは違いますよね。


ホームレスの場合は、目的意識は低くても
行動しなければ生活ができないわけです。
(ホームレスになることが目標なら別ですが…)


ようするに働くという概念は、
実は分解してみると「時間の対価」でしかないことがわかりますよね。

まずは、あなたが時間をかけて
何を得たいのかを明確にすべきです。

人生相談No100:ズルが得する世界ですが誠実に生きる意味があるの?

Q:相談
不誠実でズルい人が得をすることが多いと思いますが、それでも誠実に生きた方が良いと思いますか?
A:回答
ドラックディーラー(麻薬密売人)の平均収入と、
マクドナルドなどファーストフード店で働くバイトの平均収入が
同じという話を知っていますか?

平均で計算するとさほど儲からないうえに
リスクも高いドラッグ売買においても、

一部が大きく儲かっているというイメージが植えつけられると、
こうした事実が見えにくくなるのです。
今のは、統計学的な話ですが、心理学や生物学、遺伝学といった
様々な学問ジャンルにおいて

近年、「悪の遺伝子欠陥」というものについて
調べる学者が増えてきています。
モラルハラスメント加害者、自己欺まんとも呼ばれる人々には、
多くの共通点がみられることがわかったのです。

例えば、他人を利用価値があるかどうかで判断したり、
意図的に噂を流して人を争わしたり、
小さな皮肉を言って挑発し、
相手が声を荒げたりすると被害者ぶったりする人たちです。
基本的には言葉の暴力で攻撃してくるため、証拠も残らないし、
ナルシストでもあるので基本的には感じの良い人間としてふるまいます。

また法律さえ守れば、どんな悪いことをしても良いといったような
道徳心にもかけており、法の網を抜けることに喜びを覚え、
上流社会や権力など支配欲が強く、
罪悪感を感じないといった特徴もあげられます。

まだ研究段階ですが遺伝子や脳の欠陥により
生じると考えられていますが、世間体を気にする人が多いため、
なかなか調査をさせてもらえないこともあり
データが集まりにくいそうですが、
研究報告はここ最近増えてきています。
もしかしたら誠実か不誠実かは、
持って生まれた気質かもしれないですし、
その気質がどうなるか(開花するか)は
教育などの環境に影響する部分が多いでしょう。

誠実さも、世間が不誠実であれば見えにくくなります。
だからこそ、自分の誠実さがブレないようにつねに
ジャッジして再構築し続けることが必要だと思います。

例えば年収2000万の社長と聞くとうらやましいかもしれませんが、
エスパー伊藤の年収も同じぐらいです。(笑)
このように、ズルい人が得をするかどうかすら
先入観やプロパガンダによりイメージ操作されているのかもしれません。
ときには、自分で調べ自分で考えることも必要です。