人生相談No195:学力は遺伝する?

Q:相談
メンデルの遺伝の法則から考えて、学力は遺伝すると思うのですがどうでしょうか?また男と女では学力の差があると思いますか?
A:回答
知能は遺伝するという説と、
遺伝しないという説に分類されます。
ただし、これは何を基準にするかで
まったく違う側面が出てきますよね。

そもそも学力というものが学校のテストで計るのか、
知能指数テストで計るのかでも違ってきますし、

ハーバード大学のガードナー博士らが研究している
「多重知能理論」という観点からだと、
個々の特殊能力を発見して伸ばすことのほうが重要になってきますし。

環境ももちろん影響します。
幼少期から監禁されて育った少女が12歳で発見されたケースでは、
その後も覚えられるのは
単語のみで文法を認識することができませんでした。

また全盲男性が口から出す音の反響で、
どこに何があるかをイメージ化することができることもわかっています。
これはコウモリの超音波と同じ仕組みで、
彼の息子は目が見えますが訓練により父親と同じ能力を身に付けることに成功しています。

逆に目が見えない人が視力を回復する手術を受けても、
脳が目に映った映像と単語をつなぎ合わせることができないため、
見えているのに見えないという領域にはいってしまいます。

同じような症状で目は見えているのに
右側のみ認識しないという病気もあります。
これは遺伝では、ないわけですよね。

もっと違う観点から見ると血筋という考えもあります。
モンゴルのチンギスハーン
1000人ちかくの子孫を残しているわけですから、
今のモンゴル人の祖先は皆同じということになってしまいますよね。

例えそうであっても血は薄まり、
様々な考えの人々が群れをなしていることにかわりません。

日本の某元首相だって財産を守るために、
「いとこ」同士で結婚している血筋です。

でも世の中には血を全部入れ替えないといけない病気というものもあります。

心臓移植をしたら以前の心臓の持ち主の記憶が融合されて
性格が変化した人だっています。
問題は、どこを基準にするかなのです。



人生相談No194:私がイジメをしているという嘘の噂を流される

Q:相談
職場で、重要な報告をされなかったりなどのイジメを受けています。問い詰めても、逆に、私がイジメをしているという嘘の噂を流されるしまつで困っています。
A:回答
そこまで、その会社にしがみついている必要が
あるかどうかをまず考えましょう。

単純に自分は悪くないのだから
辞めるのは悔しいなどの理由であっても、
よく考えたほうがいいです。

なぜなら、あなたが仕事ができる人間であっても、
周囲は妬みからイジメるでしょうし、
仕事ができなくても役に立たない者を排除するという考えからイジメをするからです。

パレートの法則によると全体の8割は仕事をサボり、
実際に仕事をしているのは残りの2割のみといわれています。

この2割のみで仕事をさせると、
今度は、この2割の中の8割が手抜きをしはじめます。

つまり仕事のできるエリート集団を作ることは無理なのです。

今ある問題を解決しても、
全体が、そういう思想に支配されている人間の集まりであれば、
理屈ではわかっていても、
群集心理の影響で、また誰かが被害をうけるでしょう。

また集団において意見が分裂しない人数は150人までという研究もあります。

150人以上になると自然に派閥がうまれ、
さらに150人全員と親密になると関係性は破綻するということがあげらえています。




人生相談No193:夫が隠れて借金をしていました

Q:相談
夫が隠れて借金をしていました。どうやら競馬などのギャンブルで作った借金らしいのですが、ギャンブルをやめさせることはできますか?
A:回答
禁煙、禁酒と同じことです。
甘いものが好きな女性に甘いものを禁止するのと同じです。

ダイエットが失敗する原因と似ています。
認識を変化させれば可能ですが、
本人の中で優先順位が家族よりも上であるなら難しいでしょう。
ドラッグ中毒者と同じようなものですから。