Q:相談
他国のようなデモが、なぜ日本では、起きないのでしょうか。
A:回答
実際には細かいところでは起きていますが、
報道はされていないだけです。
報道すると日本の経済評価が落ちるので。
大きな理由としては、国益を考えたときに、
何でもかんでも報道してると国の価値観が下がるからですね。
国のデモだと規模が大きすぎてイメージしにくいので、
「大手会社に不満がある社員が組合を作りストライキした」と仮定してください。
- 組合が勝つ⇒ストライキで得られた利益は賃金よりも上
- 経営者は負け⇒ストライキ前よりも会社の利益は減り損失が広がる。
- 民衆も迷惑⇒ストライキ期間中は会社のサービスが受けられないため。
- 社会経済も打撃⇒大手会社サービスが停止している間は経済が回らない
- 国の利益にも影響⇒ニュース報道などで他国にも知れ渡り貿易にも影響
このような連鎖反応が起こるために、結果的には、
デモやストライキは会社だけでなく国全体の損失になるというわけです。
これを回避するためには、「ソロモン王の教訓」とよばれるものが、参考になるでしょう。
アップルパイの取り分を争う兄弟にソロモン王は言いました。
「アップルパイを2つに切った人が、相手に好きなほうを選ばしなさい」
つまり、個人の損得勘定といった利益目的や、
憎い相手を倒すといった感情ではなく、
そこにある問題そのものを倒すことを考えることが大切なのです。
不満は人が作るのではなく、社会システムの不具合にあるわけですね。
競争ではなく協調。
強調ではなく協調。
そういった視野の広さが大切なのです。
もっというならデモを越す前に、
どういう世界が理想でありどうすれば
より良い国になるのかを国民は議論して動かないといけません。
もちろん目先の利益を追求しているようでは、意味がないですし、
先のことまで見据えての世界平和を現実的に考えなければなりません。
その権利はニートにもあります。
時間があるなら考えましょう。
ピッティングポイントになれば変革はありえます。
強制と自発的に促すことは別物ですから。