人生相談No144:男性のHな話を聞くのが苦痛

Q:相談
幼少期に見知らぬおじさんに裸を見せつけられました。それ以来、男性のHな話を聞くのが苦痛です。
A:回答
心理療法のエピソードにこういうものがあります。
ある女性が男性のHな話を聞くと嫌悪感があるという悩みを
カウンセラーに打ち明けました。

そのカウンセラーは、
「あなたの家で1番セクシーな下着を履いてきて明日また相談にきなさい」
と言いました。

次の日、その女性は
「セクシーな下着を履いてきました」
とカウンセラーに打ち明けると、

そのカウンセラーは
「では、私が今からHな話をしますので、黙って聞くか、もしくはその下着をこの場で脱いで机の上に置いて帰るかどちらかを選択してください」
と言いました。

その女性は、下着を人前で脱ぐことよりも、
Hな話を聞くことを選びました。

すると、その後はHな話を聞いても、まったく平気になったのです。

つまり記憶というものは
印象が強いものをインプットする性質があるので、

よりインパクトの強いものを
記憶のキーワードに再認識させることで、
今まで苦手だったものが平気になったりするわけですね。

村西とおるがアダルト業界について解説している本や、
官能小説を読んでみたり、AVを見てみたりと、
あえてインパクトの強いものを見ることで、

過去の経験や他人のH話が、
たいしたことのないものだと思えるようになるかもしれません。
とにかくHについて資料を集めて
より多くの情報を頭にインプットしてみると見方が変わると思いますよ。

デッサンのヌード写真集にエロスは感じないのと同じことで、
問題は脳がどのような判断を下しているかなのです。




人生相談No143:人間は生まれたときから善悪どちら?

Q:相談
私は人間の性善説を信じていましたが、最近は性悪説もあるのかなと思うようになりました。人間は生まれたときから善悪どちらなのでしょうか?
A:回答
何を持って善悪とするかが問題です。
オッペンハイマーの言葉に
「戦争はビンに2匹のサソリを入れるようなものだ」
という言葉がありますが、
AもBも自分が正しいと思って殺し合いをするのです。

原爆を開発した人間は戦争のために発明したわけではなくても、
結果的には違う目的で使われることもあるでしょう。

包丁を発明したのは料理のためであっても、
人を脅すために使う人がいるのと同じです。

この場合、包丁は善か悪かと問われても、
答えは、
どちらでもあるし、
どちらでもないわけであり、
どのような使われ方をするかで決まるわけです。

どのような使い方をすべきかを
開示していく必要があるのと同時に、
どのような使われ方が危険かをパターン分析して、
そのための回避方法を想定して
防御していく術を心理的基盤においていくことも必要になっていきます。

このバランスが崩れると、悪となるわけです。
つまり人からこれが善だと与えられたものが
必ずしも善とは限らないわけです。

善か悪かを決めることは、
たくさんの判断基準が必要であり、
偏りが出てしまうことで、
どちらか一方にとって都合の良い善であったりするわけです。

そのことを見極められるように、
日々、目配りをしておかないと、騙されてしまいますよ。



人生相談No142:貧乏を理由にでイジメてた奴らに成功した今の姿を自慢

Q:相談
幼 い頃、私の家は貧乏で、そのことを理由に学校でイジメられていました。大人になり同窓会があるということで参加しましたが、現在の私は年収1000万以上 あり、そのことを自慢してしまいました。また昔のことを思い出してしまい、同窓生たちに「低収入なのは向上意欲がないのが原因だ」などとバカにしてしまい ました。彼らはこんな私にたいしてどう思ったでしょうか?また今後、どのような付き合いをしていけばいいでしょうか。
A:回答
今、あなたがやっていることは、
昔に、あなたがやられてきた事と同じことをしているわけです。

因果応報な状態なので、
そういう人たちと繋がっている限り、
あなたの過去の嫌な思い出からは逃げられません。

ましてやどれだけ稼いでも克服することもできないでしょう。
根本的な解決策にもなっていないことと、
自分自身がそれを望んでいないので無理です。

おそらく、あなたが望んでいることは、
同級生をイジメたいという欲求なので無理です。

彼らが、まだ、あなたと付き合いたいと思うのであれば、
彼らも、あなたという存在を悪口のネタにして楽しみたいだけでしょう。

結局は、この連鎖を断ち切れない同士なのです。
そこに幸せがあるわけでもないのに。