私の会社には、自分に自信を持てない後輩が結構居ます。彼らのモチベーションを高めるために「コーチング」など、よい方法があれば教えてもらいたいです。
例えば、タイガーウッズの父親はグリンベレーの大佐で、
軍隊の教育プログラムが基盤にあって、タイガーの精神力は鍛えられているわけです。
人は、コンフォートゾーンというものに
とどまろうとする心理がつねに働きます。
これは朝に目覚まし時計が鳴っているのに
後5分だけ布団で寝ていたいという状態と似ています。
自分が楽でいられる状態からは、なかなか抜け出せられないわけですね。
自分に自信が持てない人は、逆に言うと、
その状態でいるほうが努力をしないでいいので
楽だから自信がない自分のままを維持しようとしているわけです。
新しいことに挑戦しない言い訳も、
恋人を作らない言い訳も、
仕事ができない言い訳も
「自信がないから」というセリフで全てを集約できてしまうため
何も考えなくていいのですから。
ではタイガーウッズはゴルフの練習を苦痛に思うのでしょうか?
妻にゴルフのアイアンで殴られそうになって
追い回されたときは苦痛だったでしょうけれど、
ゴルフの練習を努力と思うことはないはずなのです。
なぜなら、それは好きな事なので
何時間ゴルフの練習をしても苦痛や努力と認識しなくなってくるのです。
多くの天才と呼ばれる人たちは、
一般人よりも多くの練習量をこなしています。
それが楽器の練習かもしれないし、
スポーツかもしれないし、
数学の計算かもしれませんが、
その事柄を考えている間は時間の経過も忘れるほどに
夢中なため努力を努力と感じないわけです。
そんな天才にはなれないと思うかもしれませんが、
ゲームを夢中で何時間もプレイすることも、
AVの無料動画を何時間もかけてダウンロードすることですら、
同じことなのです。
違うのは対象物という部分だけですから。
自信を持てないのは単純な成功体験が少ないからという
理由がほとんどです。
弱いカブトムシに、オモチャのカブトムシと戦わせて勝たせると、
自信がついて強いカブトムシになるという実験があります。
同じように、後1キロ重いバーベルを上げられない選手に、
バーベルの重さのラベルを張り替えて上げさせると、
簡単に持ち上げることができたりもします。
つまりは思い込みでしかないわけです。
この思い込みを意図的に作るためには、
何かに立ち向かう自分の姿をイメージトレーニングすることと、
自分が嬉しいと感じる瞬間や思い出の記憶を蘇らせることが大切です。
結局は恐怖のシミュレーションと同じように、
喜びもシミュレーションする必要があるというわけですね。
そのためには臨場感を持って想像することが重要です。
映画に音がなかったり構図が単調だったりしたら
臨場感は得られませんよね。
臨場感があるからのめりこめるわけです。
漫画や映画のキャラクターに成り切るとかでもいいですが、
とにかく臨場感のあるシーンをイメージして、
それを現実に当てはめて行動させると自信がつくことでしょう。