人生相談No151:自信がない後輩のモチベを高めるコーチング方法

Q:相談
私の会社には、自分に自信を持てない後輩が結構居ます。彼らのモチベーションを高めるために「コーチング」など、よい方法があれば教えてもらいたいです。
A:回答
例えば、タイガーウッズの父親はグリンベレーの大佐で、
軍隊の教育プログラムが基盤にあって、タイガーの精神力は鍛えられているわけです。

人は、コンフォートゾーンというものに
とどまろうとする心理がつねに働きます。
これは朝に目覚まし時計が鳴っているのに
後5分だけ布団で寝ていたいという状態と似ています。

自分が楽でいられる状態からは、なかなか抜け出せられないわけですね。

自分に自信が持てない人は、逆に言うと、
その状態でいるほうが努力をしないでいいので
楽だから自信がない自分のままを維持しようとしているわけです。

新しいことに挑戦しない言い訳も、
恋人を作らない言い訳も、
仕事ができない言い訳も

「自信がないから」というセリフで全てを集約できてしまうため
何も考えなくていいのですから。

ではタイガーウッズはゴルフの練習を苦痛に思うのでしょうか?

妻にゴルフのアイアンで殴られそうになって
追い回されたときは苦痛だったでしょうけれど、
ゴルフの練習を努力と思うことはないはずなのです。

なぜなら、それは好きな事なので
何時間ゴルフの練習をしても苦痛や努力と認識しなくなってくるのです。
多くの天才と呼ばれる人たちは、
一般人よりも多くの練習量をこなしています。

それが楽器の練習かもしれないし、
スポーツかもしれないし、
数学の計算かもしれませんが、
その事柄を考えている間は時間の経過も忘れるほどに
夢中なため努力を努力と感じないわけです。

そんな天才にはなれないと思うかもしれませんが、
ゲームを夢中で何時間もプレイすることも、
AVの無料動画を何時間もかけてダウンロードすることですら、
同じことなのです。

違うのは対象物という部分だけですから。
自信を持てないのは単純な成功体験が少ないからという
理由がほとんどです。

弱いカブトムシに、オモチャのカブトムシと戦わせて勝たせると、
自信がついて強いカブトムシになるという実験があります。

同じように、後1キロ重いバーベルを上げられない選手に、
バーベルの重さのラベルを張り替えて上げさせると、
簡単に持ち上げることができたりもします。

つまりは思い込みでしかないわけです。

この思い込みを意図的に作るためには、
何かに立ち向かう自分の姿をイメージトレーニングすることと、
自分が嬉しいと感じる瞬間や思い出の記憶を蘇らせることが大切です。

結局は恐怖のシミュレーションと同じように、
喜びもシミュレーションする必要があるというわけですね。

そのためには臨場感を持って想像することが重要です。
映画に音がなかったり構図が単調だったりしたら
臨場感は得られませんよね。
臨場感があるからのめりこめるわけです。

漫画や映画のキャラクターに成り切るとかでもいいですが、
とにかく臨場感のあるシーンをイメージして、
それを現実に当てはめて行動させると自信がつくことでしょう。



人生相談No150:過去や未来が不安で忙しくして考えないようにする

Q:相談
過去や未来のことを考えないようにするためには忙しくするしかないでしょうか?過去や未来のことを考えると不安でしかたがないのです。
A:回答
それもひとつの方法ではあるかもしれませんが、
持続力がなくなったとたんに不安の波が押し寄せてきますよ。

まず過去や未来にたいして
「何が不安なのか」ということを書き出してみましょう。

そしたら次に、その不安要素を安定するためには
どうしたらいいかを考えます。

これは具体的なものではなくていいので、
不安にたいする認識を違うものに置き換えることが目的です。

例えば老後に病気になったら不安ならば、
介護施設を今のうちから探しておいて、
値段の相場からシステムなどリサーチしておくとか、

震災が心配であれば、そのための準備をしておくなどです。
あなたが不安なのは、まだ実際には起きていない事柄えすので、
思考の中にあるイメージに恐怖を覚えているわけです。

その恐怖に打ち勝つためには、
より最悪な事柄を考えることで、
強い精神力を持てるようにイメトレするしかないわけです。

恐怖を楽しむシステム作りこそが大切というわけです。

このシステムを構築できれば不安は、
かなり和らげられます。
そこから逃げる人が多いですが、
少しづつでもいいから着手しておくべきだと思います。
人は恐怖心に支配されやすいですから。






人生相談No149:成果主義の目標は数字を追いかけるだけ

Q:相談
自分の目標をたてて頑張るときに、成果主義のように、ただ数字を追いかけるだけだと、結局は目標は単なる数字にしかすぎないという気がしてならないのですが。夢や目標とはそういうものなのでしょうか。
A:回答
目標やゴールといったものを
1つの事柄だと勘違いしている人が多いですが、
漠然と思っているだけでは達成はできません。

そのためには具体的な道筋が必要になってきます。
大きなゴールを設定したとしたら、
その手前に小さなゴールを設定していかないと、
なかなか行動にはうつせません。

ビッグキーワードが全体像だとしたら、
そこに行き着くまでのスモールキーワードがないと
点と点が線で結ばれないような感じでしょうか。

また目標が達成できたとしても、
人は1つの成功体験を絶対的な成功法則と
勘違いしてしまう傾向にありますから、
同じパターンに当てはめてしまい
結果的に新しいチャレンジには失敗してしまうことが多々あります。

こういうときは一度成功したら
すぐにその成功体験ルートからズレて考えたほうがいいでしょう。

つまり最初の成功は、白紙の状態から
自分の努力の積み重ねで成し得たものなのですから、

新しい目標にたいしても、
同じく白紙の状態から知識を得るという気持ちでいかないと、
必ず盲点が生まれてしまい、
知らない間に失敗を引き当ててしまうわけです。

また、目標やゴールというものは、
世間や他人が作りあげるものではないのです。

例えば将来の夢が勝ち組になるとか
セレブになるといったようなものは、
マスコミが作り上げたものであり、
あなた本来の目標ではないわけです。

会社の売り上げを伸ばすといった類のものも同じで、
あなた自身の人生には何の成長ももたらしていない場合があります。

会社は成長して大きくなっても、
それが本当の意味で社会貢献になっているのかと考えてみるべきでしょう。

あなたという存在の資源に比べれば組織など屁みたいなもの。
組織は、あなた無しでも成立しますが、
あなた自身は、あなたの信念無しには成長しないのです。

「こうやれば成功しますよ」
などという甘い言葉は、
あらかじめ決められたマニュアルにしか過ぎず、
それは本当の意味ではゴールでも成功でもないのです。