人生相談No124:パチンコ依存症で喜怒哀楽が激しい恋人

Q:相談
彼氏がデート中もパチンコをやりたいと言うので「パチンコやるなら別れるから」と脅したら、突然キレだして殴られました。その後、彼は泣きながら誤って「別れるなら自殺する」と言いだしました。彼は怒らなければ、優しいので好きなのですが暴力を振るうので困っています。
A:回答
共依存です。
冷静に考えれば、過去の恋愛と比較してみて
今まで付き合った人と似通った箇所があるのではないでしょうか。

例えば、虐待されてきた子供は、
親と同じタイプの人間を選んで恋愛をしようとします。
これは、違うタイプは未知の領域なため怖い
という心理が働くので避けてしまうのです。

そのため、予測できない性格の人物と恋に落ちるぐらいならば、
親と同じ虐待をしてくるような
タイプの人間と付き合うほうが楽なのです。

もちろんこれは単なる依存であり、
新しい経験をすることが不安なだけです。
これは虐待に限らないのですが、
幼少期に高揚感を覚えたものに
恋愛感情を覚えるという傾向もよくあることです。

一般的にはフェチとして
こうした性癖が現れる場合があるのですが、
例えば初恋の幼稚園の先生が
赤い服ばかり着ていたとしたら、
大人になっても赤い服が似合う人を
好きになる傾向があるなどがわかっています。

つまり怒らなければ優しいから好き
という感情は幼い頃に刷り込まれた恋愛感情であり、

それがパターン化してしまっているため、
違うタイプを好きになることを
自ら拒否しているにすぎないのです。

そのことを理解できれば、
過去の恋愛パターンを自己分析して、
違うタイプの異性と出会う努力をすべきでしょう。

今、恋愛と思っているものは
単なる思い込みである可能性が高いですから。

ちなみにパチンコは催眠効果が高い
つくりになっているため依存しやすいです。

パチンコ台はチカチカとライトが点滅し
回転するデジタルを見つめるためトランス状態に入りやすく、
時間経過や金額をいくら
ついやしたのかの計算感覚も鈍くなり、
ますますお金をつぎこんでしまうのです。

これを避けようとしても、
パチンコ店の椅子は固定されていて
身体を横に動かせないし
通路も狭く身動きしにくくするため
依存状態を引き起こしやすい商売というわけです。

デート中でもギャンブルがしたいということは、
かなりの依存体質ということがわかりますので、
お互いがお互いに依存しあっている常態であるといえるでしょう。