大 学生3年の彼のことで悩んでいます。私は社会人なのですが、彼は就職活動中です。ところが、やりたい仕事がみつからないという理由で会社説明会すら行かな いという状態です。将来は私と結婚したいとのことですが、社会に1度も出る気もないのならば、大学卒業の意味がないと思います。それに、まだ結婚するには 早すぎるし、このままでは私が働いて彼が主夫になる可能性が高く、共働きする気もないと思うと将来設計が不安です。
彼と結婚するつもりならば不安も残るでしょうが、
これから先の出会いは想像の範囲外でしょうから、
そこらへんも含めて考えていきましょう。
まず彼がどのような認識で社会に出たくないのか
という分析からはじめないとならないでしょうね。
なぜなら
(A)やりたい事や目標などがあれば社会に出ることができるのか?
(B)それとも大人になりたくないという不安感からくるものなのか?
それによって、あなたの対応も
変化させないといけなくなるからです。
Aの場合であるならば、まずは自分に
どのような能力があるかを見つけ出すことが先決になります。
学生時代であるならば、
好きな事は何なのかから探る時間もあるのですが、
就職間近ということと
結婚を考えているということであれば、
好きな事よりも得意な事に優先順位を絞って
人生設計を考えたほうが速いと思います。
そのために方法論として、
ハーバード大学教授のガードナー博士が研究している
「多重知能理論」(MI理論)で当てはめてみるといいでしょう。
これは人間には各個人によって
特別な能力が異なるというという理論で8つに分類されます。
では、各自の能力について
適正があるかどうかのチェック項目と、
その知性を向上させるために必要な方法の一部をご紹介しましょう。
- 能力:言語的な知能
- 適正:文章を書くのが得意である
- 方法:言葉遊びの表現を奨励する、詩の感情表現を理解させる
- 能力:論理数学的な知能
- 適正:数学や理科が得意である
- 方法:比較対比にヴェン図を用いる、順序立てて話させる
- 能力:音楽的な知能
- 適正:メロディーをすぐに覚えられる
- 方法:替え歌で教科の概念を教える、歌で暗記させる方法を工夫させる
- 能力:身体運動的な知能
- 適正:スポーツが得意である
- 方法:役割演技の機会を与える、触って体を動かす活動をさせる
- 能力:空間的な知能
- 適正:図形や立体パズルが得意
- 方法:理解したことを描いて発表させる、出来事や時代を立体物で表現させる
- 能力:内省(面)的な知能
- 適正:自分自身を客観的に見つめられる
- 方法:自分のペースで一人で学習させる、個人的目標を設けてチェックさせる
- 能力:対人的な知能
- 適正:他人に頼られることが多い
- 方法:共同学習をさせる、他人を観察して意見を言わせる
- 能力:博物的な知能
- 適正:動植物や鉱物の違いを見分けられる
- 方法:外を学習の場にする、世話できる動植物を育てる
この理論によれば
誰もが何かに優れているということになります。
まずは、こうした観点から
自分に出来る事を見つめなおさせていけば、
適正にあった職種を見つけられると思います。
Bの場合は、
ピーターパン症候群のようなものなので、
まずは社会という虚構のイメージを
置き換えさせることが先決になります。
「社会」というキーワードで
何が思い浮かぶか書き出させて、
ネガティブな想像が多いようであれば、
それを払拭させるための反論(反するキーワード)を考えていきます。
これを繰り返していくうちに、
今までは漠然とした不安でとらえていた社会像というものが
明確なビジョンで捕らえられるようになってくるので、
社会をもっと軽く見ることができてくることでしょう。